連休をいただきまして、今年も南三陸町へ行って参りました。
東京も寒かったようですが、あちらは雪が降る程冷えてました。
桜どころか、梅もまだまだ…今年は一段と冬が長く寒いです。
町のガレキはずいぶんと片付き、所々に山の様に集められ
残っていた建物などがほとんど取り壊されて、
さらに、なーんにもなくなってしまいました。
「おらいの家さ、どごさあったがわかんねくなってきた〜」
確かに、車を走らせていても目印になる物がほとんどありません。
夜に暗くなると、道路がどこだかもわかりにくいそうです。
この残った役場や、岩手の一本松や、他にも色々と震災の爪痕を
残す、壊す、で地元の方の意見が分かれている様ですね。
見るのも辛い…無くなると忘れられる様で…と。
とにかく何を決めるにも、意見が一致する事がないので
時間もかかり、不満も出て来てしまうようです。
町の移転先になる高台は、まだまだ整地しているような段階なので
住む事が出来るのはいつになる事か…。
仮設住宅も、また1年延長されたそうです。
待ちきれず、自力で新しいお家を建てる方が増えてきました。
山の地区には新しいお家や建設現場がたくさん。
海沿いの電車、気仙沼線はまだ復旧の見通しがありませんが、
代わりにBRTという高速定期バスが走っています!
カッコイイ駅(バス停)ですね〜。
この駅の前には仮設店舗を集めた「さんさん商店街」があります。
お昼ともなりますと、復興支援の観光バスで団体さんも来たりします。
今回は「志のや」さんで、志のや(お魚)定食や春告げ丼をいただきました。
美味しかったですよ〜♪
お魚やワカメ、コンブ、タコなど徐々に採れてきているそうです。
お魚やワカメ、コンブ、タコなど徐々に採れてきているそうです。
地元の方が普段使いする様なお店はないので、
未だお買い物は隣町まで車で30分、何とも不便です。
未だお買い物は隣町まで車で30分、何とも不便です。
やっと町にスーパーやドラッグストアが出来る計画ですが、
便利になり雇用も増えるものの、さんさん商店街など個人店が厳しくなるのでは…。
と、これまた複雑な事情が。
本当になにもかも、難しい問題がたくさんです。
計画は色々と発表されるのですが、目に見えて進む事があまりに少ないので
地元の方々、皆さん本当にお辛いです。
震災から2年が経ちました。