各地で開催されている芸術祭。
2014年から「東アジア文化都市」事業として
さまざまな文化交流イベントを行っているそうで、
日中韓3都市を選定し、今回日本で舞台に選ばれたのが…
奈良!!
偶然にも計画していた旅行に、日程が重なったので
いつものお寺めぐりが、更に楽しくなりました。
「古都祝奈良(ことほぐなら) 時空を超えたアートの祭典」
http://culturecity-nara.com/kotohogunara/index.html
寺社や街中で美術や食、舞台などなど
色んな作品やイベントが体験できるのです!
639年に創建された百済大寺が平城遷都に伴い
現在地に移されて大安寺となったそうです。
今は小さくちょっとさみしい境内ですが、
それはそれは大きなお寺だったとか。
壮大な伽藍には高さ70メートルを超す
七重塔が2つあったそうです。
今も残る基壇のそば、昔の空を仰ぎ見るように
丸太を組んだ塔が建っていました。
川俣正さんの大きな作品「足場の塔」
夜には皆さまもご存知、東大寺へ!
こちらでは蔡國強さんの作品
「船をつくるプロジェクト」
3月26日の開幕から、東大寺鏡池のほとりで
中国人の船大工さんたちが、中国伝統の木製帆船を
3週間かけて製作、今は池に浮かべられています。
夜の東大寺境内は人もまばら、その人達は…
みなさんポケモンGO(笑)。
そして池にたどり着きましたら、まさかの作品独り占め!!
闇に浮かぶ船は、かつて大陸と日本を行き来し
人を文化を想いを運んでいたんですね。
当時の困難を想像しますが、それを恐れないで海を渡る強い意志。
長い長い時間が流れて私たちの今があるのです。
続く