アート作品がかたまっているならまち。
古い町並みがそのまま残っていて、風情あるエリアです。
奈良へ行くと、毎回のようにチラッとは歩くのですが
来る度にオシャレな雑貨屋さんや食べ物屋さん等が増えて、
色んな人たちが頑張っているんだな~と感心します。
時間との兼ね合いもあり、見たかった作品限定!
西尾美也さん!!
公納堂町の路地裏「人間の家」
この地は古くから呉服商が営まれていたそうで、
当時の蔵と同じ大きさに、古着をパッチワークしたお家が。
地元の方々が持ち寄って、一緒にミシンで縫って作ったそうです。
台風の被害にも遭ったり、雨ざらしなので一見薄汚れているのですが
中から見ると光を透けて、ステンドグラスみたいにキレイでしたョ。
そして近くの鎮宅霊符神社では「ボタン/雨」が。
誰かの人生のひと時を知っているボタン。
人間の家に使われた洋服に付いていたボタンが雨となり
青空から降り注ぐように連なってキラキラ反射していました。
キレイだな~。
この地はかつて陰陽師が住んでいたそうで、
暦の出版も行う陰陽師は、天体や気象、様々な
自然の動きを読んで、町を守ったりしていたのかもしれませんね。
奈良は都ができてから1300年以上が経ちます。
すこし昔やすごーく昔に、確かにあった空間、先人の力を感じ
脈々と流れてきた時間が、我々の今を問いかけてくるような
まさに時空を超えた作品がたくさんでした。
そして古都祝奈良とは無関係ですが…當麻寺、サイコーでした。
奈良のお寺に行くと、
同じように昔の人や空気に想いを馳せる事ができるのです。
それは、我々の身近な日常にもあるのかもしれませんね。