先日のお休み、無印良品へ行ったら
古本の棚に初めて気付きました。
以前に比べると全然に等しいくらい
本を読まなくなってしまいましたが
やっぱりチェックしてしまいます。
話題の本から古~い美術全集まで
色々と幅広く置いてありました。
…あ!!!
幸田文さんの『きもの』箱入り!
なんと300円でした~!
中も素敵なんですよ~。
20代の頃装丁を気に入って購入、
幸田文さんのキリっとした文章も初めてで
江戸の香りが残る世界に引き込まれました。
誰かに貸したままなのか行方不明になり、
買いなおしてもなぜか
また手元から無くなってしまう
という不思議な1冊…。
主人公の女の子は頑固で着物の着心地に
こだわりがあったり、年を重ねるに合わせた
着物にまつわるエピソードを織り込んで
少女が大人に変わってゆく小説です。
話の中で「銘仙」「モスリン」「綸子」
と色々な着物(生地)が出てくるので
(どんな触り心地なのかな~)
と気になって、ついには着物を着たくなり
日本舞踊を習ったりして
一時期着物にハマったきっかけとなった
結構思い出深い本でした。
細かい話はすっかり忘れているので
久々に読んでみようと思います。
ベッコ本棚の本はお貸出しもしておりますので
気になる1冊があったらご相談くださいね!