雑誌Brutusのミュージアム特集で見て
行きたいな~とウズウズしていた
木組み博物館
行って来ました~!!
中に入った瞬間から
木の香りが立ち込めて
目の前には薬師寺三重塔の一部が!
(実物の75%で再現してるそうです)
キャー!美しいー!!
迫力あるー!
この博物館の凄いところが…
これを実際に触れるんですー!!
(一部の模型を除きます)
先日イベントで使ったという
ヤリガンナ(奈良時代の大工道具で
今は使われないものを再現)
の削りかすや和釘も触りまくりです~!
匂いも嗅いじゃいます~!
他の博物館や奈良のお寺でも
部材や和釘の展示があったりしますが
手に取ってあれやこれやできるのは
とっても貴重な機会だと思います。
(竹中大工道具館でも少しありましたね!)
興奮しつつミニサイズの組み物を
ばらしたり組み立てたり…。
普段見る事のできない角度から見ると
はは~ん、ここにも押さえが!!
とかよくわかります。
お隣 穴八幡宮 の改修の写真や
小屋組みの縮尺模型、
そして解説と共に触れる木組みが並び
黙々と外しては組み立てる私。
続いては明治神宮の拝殿の柱と長押
(柱の上の方です)
大胆に前後に外れるので慎重に…。
実際は横に長~い部材ですから
工人力を合わせて作業するんだな~。
館長の谷川さんはお声かけると
なんでもわかりやすく解説をしてくれます!
(「触ってみて~」と
適当に放置してくださるので
自分のペースで楽しめます)
組む時は勢いよく力を入れるよりも
ちょっとずつユサユサして合わせていくと
しっかりかみ合ってきてくれますね!
とか、
あ~お賽銭の傷がいっぱいある柱ですね!
とか、
たまに説明を受けたり
お話ししつつ、更に先へ進む私。
木を繋ぐ継ぎ手、仕口、と呼ばれるものは
何千という種類があるそうで、
こちらでは20種類以上あるでしょうか、
大小様々、実際に手を動かし頭を使い…
た、楽しすぎる…
時間が足りない…
まだ1つ目の展示室の途中ですが
あっという間に1時間が過ぎ
閉館時間が迫って来た~!
もっと早く来ればよかった…くぅ~。
特にカッコよかった
『宮島継ぎ』
シャープで美しいですね~。
一番ハッとしたのが
大阪城大手門の控柱の継ぎ手
帰って調べたら『殺ぎ継ぎ(そぎつぎ』
と呼ばれるちょっと特殊な継ぎ方だそう。
角度を使って?と言ったら良いのでしょうか?
見た目はそんなに複雑には見えませんが
他とは違って、斜めからスイっと
はめるような感じです。
…全然ピンとこないですよね(笑)。
それを体験して
「あ!なるほどね!」と言えるのは
ここ木組み博物館だからこそ!
ありがたや~。
第1展示室の途中で時間切れとなり
「またゆっくり来ます!!!」
と宣言したら、帰る前にちょっとだけと
第2展示室を覗かせてくださいました。
こちらは瓦や左官、装飾等など
古建築と切っても切れないものばかり。
読んでみたい本もいっぱいある~。
好きな人にはたまらない
体験型の素敵な博物館でした!
なななんと無料!
(募金箱がありますので、どしどしどうぞ!)
名残惜しく退散~。
また行かねば。
11月13日にはイベントで
入口の大きな三重塔の組み物の
解体&組み立てを体験できるそうですよ!!
この日は薬師寺三重塔西塔の再建に携わった
宮大工の八田棟梁がご指導くださるそうです。
伝説の西岡棟梁やお弟子さんだった小川さんと
一緒にお仕事してた方なのねー!
わわわー!いいなー!!
いいなー!!!
ご興味のある方はぜひ。
子供さんもパズルみたいな感じで
楽しめると思います~。
(手を挟まないように気をつけてね!)
早稲田通りは古本屋さんも多く
なかなか誘惑の多い街でした。