旧吉田家のすぐ近く、
行ってみたかった博物館がありました。
陸前高田市立博物館

こちらも311で全壊、
震災から11年8か月を経て令和4年11月
市立博物館と、海と貝のミュージアムを
合わせた博物館が開館しました~!
地元の方はもちろん、ボランティアの方々
全国の博物館や専門機関、大学など
多くの人の手により、流された資料を集めて
再生したものがたくさん展示されています。
約56万点あった資料のうち約46万点を救出、
再び展示する為の作業は現在も続いてまして
修復の様子を間近に拝見できるんです!

見た時は古文書の破損部分に
綿のような紙の繊維をピンセットで
気の遠くなるような作業!!
入り口にある1艘の船。

津波で流された高田高校の船は
太平洋を渡り、カリフォルニアで発見されて
きれいになって返還されたもの。

展示室に入ると…

震災間も無く文化財を残そうと動いていた人達は
このメモに勇気づけられたそうです。
旧吉田家もそうでしたが、
残したいという強い信念があったからこそ
こうして我々が知る事ができて
学び、後世に伝えてゆけるのです。
本当に、ありがとうございます。
中は細かく仕切られていますが、
一部屋ごと充実の展示内容で、
陸前高田の科学的な歴史、自然、
海と共に生きていく文化や想いが。
土器もたくさん!!


新旧魚を捕る道具や…


せき坊(石棒)ー!!

ナルホドな工夫を凝らしたお魚の展示室

きれいですね~
日本最大の気仙隕石が発見されたのも
ここ陸前高田なんですよ~

国内最大級のツチクジラの剥製!
つっちー!!

つっちーも長い間修復されて帰って来たそうです。
貝や動植物、被災したものと同じ種類を
新しい展示品として入れるのではなく、
被災した資料は、それまでの歴史のあるものが
その時にそこにあったという事実に重きを置き、
割れた貝などもそのまま展示されています。

そして、私が一番見たかったのが!!!
オシラサマー!!!

この地方に伝わる、何というか…
オシラサマ!(としか言いようが無いです)
各ご家庭で代々お家を守り、
それはそれは大切にされていて
形は色々なのですが、
木製のお身体に布を何重にも重ね…

昔は、オシラサマのいるお家は
4つ足の生き物を食べてはいけなかったり、
ないがしろに扱った家には不幸が訪れたりと
ミステリアスな存在でもあります。

オセンタクと呼ばれる日にお着物を重ね、
オシラサマアソバセといって、
オシラサマノ声を聞ける
(代弁者がいらっしゃるみたいです)
日もあったりするのだとか。
以前、博物館にお出かけ(特別展)
になったオシラサマに感想を尋ねたら
「変わった所にいって面白かったけど
誰もお供えをしてくれなかった」という事で、
オシラサマと一緒にお菓子が置いてあるんですー!

今、博物館にいらっしゃるオシラサマは
跡継ぎがいなくなってしまったんだそうです。
ガラス越しですが、もの凄く気配を感じます。

きっとコショコショお話してるんだろうな~
と思ったりして。
少し駆け足で回りましたが、
とっても見ごたえのある博物館です。
(しかも無料!!)
今回は寄れなかった伝承館
『いわてTSUNAMIメモリアル』や
『気仙大工左官伝承館』にも行きたいですし
博物館もまた行ってみたいです~!!
また訪れなければ!陸前高田!!



